はじめに
こんにちは、みなさん。今日は、アメリカで高齢者が在宅生活を送るために利用している支援テクノロジーについてお話しします。この記事は、アメリカのニュースメディア「U.S. News and World Report」が行った調査を元にしています。詳細はこちらの記事をご覧ください。
在宅生活を支えるテクノロジー
調査によると、90%以上の回答者が在宅での老後を希望しており、88%が支援や健康関連のテクノロジーが生活の質を向上させたと報告しています。在宅生活を支えるデバイスとして最も多く挙げられたのは、医療や健康関連のモバイルアプリで、次いでサービス関連のアプリ(食料品配達や食事配達)が挙げられました。
英語表現を学ぶコーナー
今回の英語表現を学ぶコーナーでは、「age in place」を取り上げます。これは、「在宅で老後を過ごす」という意味のフレーズで、高齢者が自宅で自立した生活を続けることを指します。例文としては、「Over 90% of respondents to a recent U.S. News and World Report survey said their goal is to age in place.」(最近の「U.S. News and World Report」の調査に回答した人々の90%以上が、在宅での老後を目指していると述べました。)があります。
おわりに
以上が、アメリカで高齢者が在宅生活を送るために利用している支援テクノロジーについてのお話でした。テクノロジーの進歩により、自宅で自立した生活を続けることが可能になってきています。90%以上というのはとても驚きな数字です。日本ではまだまだその活用というのが普及しているとは言えない状況です。そもそも日本人としてITに対する受容性がまだまだ低いというのが一つの原因としてあるのかもしれません。実際にうちの両親も70歳を超えていますが、パソコンや携帯は使うものの、LINEやメールをやるに留まっており、ホテルの予約や切符の予約などもできない状況です。40代、50代が高齢になるころにはもっと様々なアプリやITサービスを日常的に使う世界になるのかもしれませんね。
ご参考までに以下に、在宅生活を支援するテクノロジーに関する最新の研究論文をいくつか紹介します。
- Development of OSOMO Prompt Mobile Application on Elderly Population for Village Health Volunteers Using the Analysis, Design, Development, Implementation, and Evaluation (ADDIE) Model.
- この論文では、タイの農村地域で高齢者向けに開発されたデジタルヘルスツール、OSOMO Promptアプリの開発と評価について説明しています。このアプリは、地域のヘルスボランティアが高齢者に提供する4つのサービス(健康評価、訪問診療、知識管理、緊急報告)を含んでいます。評価段階では、601人のボランティアが参加し、アプリが有用で簡単に使用でき、価値のあるデジタルツールであると報告されました。
- Home vision monitoring in patients with maculopathy: current and future options for digital technologies
- この論文では、黄斑病変(加齢性黄斑変性や糖尿病性黄斑水腫など)を持つ患者が自宅で視力をモニタリングするための現在と未来のデジタルテクノロジーについて説明しています。このレビューでは、既存の視覚機能テストと新しい視覚機能テストについて議論し、それらが遠隔使用に適しているかどうか、また疾患の存在と進行を識別するための適用性について考察しています。
- 67 TECHNOLOGY TO SUPPORT INDEPENDENT LIVING AT HOME: ONLINE SURVEY OF USER NEEDS AND REQUIREMENTS
- この論文では、高齢者が自宅で独立して生活するための支援技術についてのユーザーのニーズと要件についてのオンライン調査を報告しています。調査結果によると、高齢者は、自宅で独立して生活するためにテクノロジーが支援できる主要な問題として、自宅のセキュリティ、転倒、移動能力の低下、孤以下に、アメリカでの在宅生活を支援するテクノロジーに関する最新の研究論文をいくつか紹介します。
- Development of OSOMO Prompt Mobile Application on Elderly Population for Village Health Volunteers Using the Analysis, Design, Development, Implementation, and Evaluation (ADDIE) Model.
- この論文では、タイの農村地域で高齢者向けに開発されたデジタルヘルスツール、OSOMO Promptアプリの開発と評価について説明しています。このアプリは、地域のヘルスボランティアが高齢者に提供する4つのサービス(健康評価、訪問診療、知識管理、緊急報告)を含んでいます。評価段階では、601人のボランティアが参加し、アプリが有用で簡単に使用でき、価値のあるデジタルツールであると報告されました。