はじめに
中学校ではgetは「~を得る」、becomeは「~になる」と習いました。それ以外にこれらの言葉は両方とも「なる」と訳されることがあります。ただし、どちらも「なる」ではあるものの「get」と「become」は微妙に違いがあります。この違いを理解することは非常に重要です。この記事では二つの「なる」の違いについて解説します。
「get」と「become」の違いとは?
a. 「get」の説明と例題
「get」は形容詞と組み合わせて使用されることが多く、進行中の状態や変化を表します。例を見ながら覚えてください。進行形で使われることでよりその変化が感じられますね。
例:
- 「The weather’s getting colder.」(天気が寒くなっている。)
- 「She is getting tired.」(彼女は疲れてきている。)
b. 「become」の説明と例題
「become」は名詞と共に用いられ、より大きな変化や完全な変貌を示します。こちれも例を見ながらイメージを具体化して覚えてください。医者になった、問題になった、など最終的にどうなったかの状態を示すのがbecomeということですね。でも上の例で、She is becoming tired と言わないか、というと普通に言っていいと思います。ただ、he became a doctor は he got a doctor とは全く別物なので、文章によって使い分けが必要になります。
例:
- 「He became a doctor.」(彼は医者になった。)
- 「It has become a problem.」(それは問題になった。)
c. 比較分析と例題
「get」は口語でよく使われ、「become」はより公式な文脈で使用されます。
例:
- 「I am getting hungry.」(お腹が空いてきた。)
- 「She became famous overnight.」(彼女は一夜にして有名になった。)
おわりに
「get」と「become」の使い分けは、実際の会話や文脈を通じて学んでいくことが大切です。日常的な会話で耳にすることで、自然と使い方が身についていきます。