独学による言語学習ってどうなの?
自分で言語を学ぶことのメリットとチャレンジ
語学を独学で学ぶ際、クラスやグループがなくても上達することは可能です。独学のメリットは、自分のペースで学べ、自分に合った方法を選べることにあります。また自分で勉強するということで、教材費はかかりますが、学校に行くよりかは安上がりというのもメリットかもしれません。ただ、やっぱり一人だと自己管理やモチベーションの維持が難しく、よほど自分自身に鞭を打たないと継続的に学ぶことは難しいということを忘れてはいけません。向き不向き、好みもあると思いますが、まずはどんなやり方があるかを理解した上で、自分にあったやり方を見出してもらえれば幸いです。ちなみに私は貧乏なので基本的には独学で済ませて何とか頑張るタイプですが、ただやっぱりモチベーションを維持するのは難しいときもあったので、最低限のサービスを使うというのもいいなと思っている今日この頃です・・・
効果的なツールとテクニック
フラッシュカードによる語彙の構築
かなり古典的なやり方ではありますがフラッシュカードは、新しい単語を覚え、言語を学ぶ際に非常に有効なツールです。イメージを使って単語を覚えることで、より長期間記憶に残ります。自宅の物にフラッシュカードを貼ることで、日常的に新しい単語に触れることができます。作るプロセスでも覚えることができるのでそれなりに有効です。また気軽にどこにでも持ち歩けるので、時間のあるときに覚えられるのはメリットです。ただ、デメリットとしては作るのに時間がかかる、フラッシュカードのイメージで覚えていても、実際にテストで問題に出てくると思い出せない、あとは時代的に今はスマホでできてしまうので結構ダサい、、、というのがデメリットとしてあります。まあそれでも私は5、6年前まではフラッシュカードを使って記憶していました。
毎日の活動の中に言語学習を浸透させる
これは私のおすすめの一つです。留学や駐在をしていたころも当然のごとく毎日行っていましたが、日本にいるときも、できるだけ英語で考えたり、ものの名称を独り言で言ってみたりしながら、英語にできるだけ多く触れるようにしました。おかげで身の回りのものはそれなりに英語で言えるようになりました。
以下は、日常生活で簡単にできる方法です:
- スマートフォンやコンピュータの設定を目標言語に変更する。即効性があるので私はやっていましたが、ちょっと不便なときもあります。ただその不便さが覚えるきっかけにもなります。
- 新しい言語で料理レシピや使い方を試す。結構ハードル高いですが、普段使いの英語が学べます。
- 目標言語のオーディオブック、ポッドキャスト、歌を聞く。これはいいですね。
- 字幕あり、なしで映画やドラマを見る。これは結構ハードルは高いですが、好きな映画であれば何度も見ることで次第に表現を覚えられます。
- その言語を話す国のニュースをフォローする、ニュース番組を見る。これは初期の段階では結構お勧めです。ニュースキャスターの話は時に早いですが、基本的にははっきりとした英語で分かりやすい英語を話すので、入門編としてはとてもいいと思っています。ただし、これだけをやっていれば実践的に使えるようになったり、テストでいい点数が取れるようになるわけではないので、あくまで初期の耳慣らしの位置づけで考えておいた方がいいかも知れません。
目標設定とモチベーション
自分だけの目標を設定することの重要性
自分に教えてくれる英語の教師や学習教室がない場合、自分自身で週間、月間、年間の目標を設定することが重要です。例えば、毎週10個の新しい単語を覚える、1か月以内に目標言語でことわざを暗唱する、6ヶ月後にオンライン英語テストを受けるなど、達成可能な短期的な目標を立てることで、学習過程においてモチベーションを保つことができます。
学習過程でのモチベーションの維持
小さな目標を達成することは、より大きな目標に向かって努力し続ける励みになります。自分自身で設定した目標に向かって一歩一歩進むことで、言語学習はより楽しく、やりがいのあるものになります。
定期的な学習が不可欠
定期的な練習の必要性
いうまでもないと思いますが、言語を習得するには、継続した一貫性のある練習が不可欠です。第二言語の学習は簡単ではありません。定期的に時間を確保して勉強することで習慣化ができてしまえば、比較的楽なるのですが、それまでが大変です。ただ一度波に乗ってしまえば、実際に身につくのも実感できるようになり、実感ができて、更にTOEICなどでも点数があがってくるとさらにモチベーションも高く継続できるようになるので、できるだけ早くその上昇気流のサイクルに持っていくことが必要です。そのためには無理やりにでも学習のスケジュールを立てることをおすすめします。
学習スケジュールの設定
- 毎日または毎週、特定の日時を練習時間として設定し、それを守ること。
- 15分、30分、1時間など、自分が継続できる時間を確保すること。
- その時間を最大限に活用するために、周囲の気を散らすものを排除する。
一貫性を保つための工夫
- 短期間でも毎日練習することで、学習の習慣を身につける。
- 学習進捗を追跡するために日記やアプリを使用する。
- 学習環境を整え、学習に集中しやすい環境を作る。
自分自身との約束を守ることの重要性とさぼることを許すことの重要性
時間を守ること、継続してやることを自分に課し、それを守ることが重要ですね。時にはさぼってもいいとは思いますが、例えば、さぼるのは1週間に一回だけ、という風にさぼるルールも決めることで、柔軟性をもって継続もできるし、言語学習へのコミットメントを強化し、結果的に言語習得への道を確実なものにできると思います。以下の章でも触れますが、個人的には守ることの重要性もありますが、あまりがちがちに決めてしまうと疲れてしまうので、少し余裕を持たせること、さぼってもまあいいか、という余裕を持たせることが継続には重要なことだと思っています。私もさぼり魔なので、がちがちなルールは続けられずに、何度も失敗してきました。。。
学習と休息のバランス
バーンアウトを防ぐための休息の計画
言語学習において、休息を取ることは、一貫した練習と同じくらい重要です。燃え尽き症候群を避けるためにも、学習計画には休憩時間や休日を含めることが大切です。
効果的な休息の方法
- 短い休憩を取りながら学習することで、集中力を維持。
- 自分がリラックスできる活動を取り入れ、心身ともにリフレッシュする。
- 定期的に完全な休息日を設け、学習から離れることで新たな視点を得る。
長期的な学習のための自己管理
言語学習はマラソンのようなものであり、短期的な成果よりも持続可能な学習方法が重要です。適度な休息を取ることで、学習の質を高め、長期的な学習目標に向けて効果的に進むことができます。私のリフレッシュは、ジムに行くこと、筋トレをすることで体の血流が良くなり、すっきりした気分になれます。また、週2回はフィットネスボクシングをやって汗をかいています。汗と一緒にモヤモヤしていたものが抜け落ちる感じがするので、こちらもできるだけ続けるようにしています。リフレッシュの方法も人それぞれなので、いろいろ試して自分にあったやり方を見つけてみてください。
ネイティブスピーカーとの実践!
ネイティブスピーカーとの交流の重要性
英語の学習において、ネイティブスピーカーとの実践は非常に重要です。彼らとの会話を通じて、実際の英会話を経験し、発音やニュアンスを学ぶことができます。留学とか海外の友達がいないとネイティブとの交流はそれほど簡単ではありませんが、今は昔よりもそのやり方の選択肢がとても増えているので、重い腰をあげて思い切ってやればすぐにネイティブとのコミュニケーションもとれる機会があります。
ネイティブスピーカーとの交流方法
- ソーシャルメディアや言語交換サイトを利用して、コミュニケーションパートナーを見つける。
- オンライン掲示板やフォーラムで、話し相手を探す。SNSもオンライン掲示板も少し怖いと思う人もいるかも知れません。過去に実際にあって話したことがある人とSNSでつながっていたり、誰かの紹介でつながることができるのであれば、少し安心感は増すかも知れません。
- 地元のコミュニティイベントやミートアップに参加する。探すと意外とイベントがあるので、探してみるといいと思います。お住いの地域によっては、海外から日本に来て間もない人や友達を欲している外国人の方もそれなりにいることに驚くこともあると思います。
コミュニケーションのコツ
- お互いの母国語を教え合う時間を設け、両方のスキルを高める。日本にいる英語が話せる外国人の方であれば、ほぼ間違いなく日本語を学びたい気持ちがあります。その人に日本語を教えながら英語を話をすると、お互いにとって有意義な時間となります。
- 定期的な会話の練習を行い、コミュニケーション能力を向上させる。継続は重要です。集中的に英会話をして慣れるのも重要ですが、少し間が空いてしまうと忘れてしまうこともあります。友達になれたのであればなおさら自分で食事に誘うなどして、積極的にコミュニケーションするようにしましょう。
- 文化的背景や日常生活について話し合うことで、言語についてだけでなくだけでなく文化についても学ぶ。表現や文法だけ勉強していては、会話は面白くないです。できるだけ日常の楽しい話題を持ち出して、コミュニケーションの中で自然に語学を学ぶのが重要です。
プロフェッショナルなサポートの活用
より専門的な支援が必要な場合は、プライベートレッスンやオンラインの言語コーチングを利用することも一つの方法です。これにより、特定のトピックや関心事にフォーカスした学習が可能になります。お金に余裕があれば、これは一度やってみることをおすすめします。今はオンラインで格安で受けられるサービスもたくさんあります。例えば、英語が第二言語でありながら、英会話が上手な東南アジアの方とオンラインでレッスンを受けられるサービスもありますので、試してみるとよいと思います。
アプリやオンライン講座などを活用した学習
英語学習アプリの利用
現代の技術は言語学習に革命をもたらしました。様々な言語学習アプリが存在し、発音トレーニング、語彙構築、文法レッスンなど、多岐にわたる機能を提供しています。これらのアプリは、いつでもどこでも言語学習を可能にし、個々の進捗に合わせてカスタマイズされた学習経験を提供します。
推奨される英語学習アプリやオンライン講座
- NHKゴガク 語学講座
- 自分で作る単語帳 WordHolic!
- 言語交換アプリ Tandem
- オンラインリソースとコース
- YouTubeやPodcast:言語学習チャンネルやポッドキャストは、リスニングスキルを鍛えるのに最適。
- CourseraやUdemy:より洗練されたオンライン言語コースを提供。
アプリやオンラインサービスを最大限に活用するコツ
- 日々のルーチンにアプリを組み込むことで、継続的に学習を進める。
- 異なるアプリやリソースを組み合わせ、自分に合った学習方法を見つける。
- アプリやオンラインサービスを使って言語学習の進捗を追跡し、目標達成に向けたモチベーションを維持する。
誤りを受け入れ、自分に優しくする
誤りから学ぶ姿勢の重要性
言語学習において、間違いは避けられない部分です。重要なのは、それらの誤りから学び、成長することです。間違いは学習過程の一部であり、それを受け入れることで、より効果的に言語を習得できます。
自己受容と肯定的な姿勢
- 学習中の間違いや困難を、自己改善の機会と捉える。
- 完璧を目指すのではなく、進歩を喜ぶ姿勢を持つ。
- 自分自身に対して優しくあり、焦りや厳しさを和らげる。
ストレスや挫折感の管理
- 学習のプレッシャーが高まったときは一時的に休憩を取る。
- 自分が達成したことに焦点を当て、小さな成功を祝う。
- 心地よい学習環境を作り、ストレスを減らす。
ポジティブな言語学習コミュニティの活用
- オンラインの言語学習フォーラムやグループに参加し、他の学習者と経験を共有する。
- 学習の悩みや成功を共有することで、励ましとサポートを得る。
- 言語学習者同士でモチベーションを高め合い、ポジティブな影響を受ける。
アドバイス
- 言語交換中の誤り:言語交換パートナーと会話する際、間違いを恐れずに話すこと。間違えたときは、正しい形を学び、次回からはそれを意識して使う。
- 日記を書く練習:毎日の出来事を英語で書くことで、自然に言語を使う練習になります。後で見返して誤りを見つけたら、それを訂正し、同じ間違いを繰り返さないようにする。
- オンラインフォーラムでの参加:言語学習フォーラムに参加し、他の学習者とコミュニケーションを取る。間違いを恐れずに、自分の考えを英語で表現する。
自己受容とポジティブな自己イメージの育成
自分に対して優しくあることは、言語学習における重要な要素です。完璧を目指すよりも、日々の小さな進歩を認識し、それを祝うことが大切です。自分がどれだけ成長しているかを振り返り、それに満足感を持つことで、言語学習の旅はより楽しいものになります。
おわりに
言語学習は、単に新しい単語や文法を学ぶこと以上の意味を持っています。それは新しい文化への扉を開き、世界を広げる旅です。このブログで紹介したツールとテクニックを活用し、自分なりの学習方法を見つけてください。
- 積極性を持って:言語学習は積極的な姿勢から始まります。恐れずに新しい試みをしてみましょう。
- 小さな成功を祝う:日々の小さな達成を祝い、それを自分への励ましとしてください。
- 長い目で見る:言語学習は時間がかかるプロセスです。焦らず、自分のペースで進めましょう。
自分自身に合ったペースで、楽しみながら学習を続けてください!