こんにちは、英語学習をがんばっている皆さん。突然ですがネイティブスピーカーの会話を理解するのは一つの大きな壁ですよね。特に上級レベルに達しても、時々彼らの話す速さや使う表現についていくのが難しいと感じることがあります。しかし、心配はいりません。これは全く自然なことで、実はネイティブスピーカー同士でも完全に理解し合えないことがあります。皆さんも日本人同士で話していても、たまに聞き漏らしたり理解できないことも結構ありますよね。理解できなくても焦らず、皆さんが日本語でもやっているようにすればいいのです。ただ、やってはいけないことがあります。
このブログでは、英語を勉強している人がネイティブスピーカー相手に実践で試そうとする際に陥りがちな3つの一般的な間違いに焦点を当て、それらを避ける方法をご紹介します。これらのポイントを抑えることで、英語の理解力を高め、より自信を持ってコミュニケーションを取ることができるようになります。
それでは、一緒に学んでいきましょう!
はじめに:チャレンジであることを理解し当然と思うことが重要
ネイティブじゃない我々にとって、ネイティブスピーカーの話す英語を理解することは一つの大きなチャレンジです。長年英語に触れてきた人でさえ、ネイティブスピーカーの速い話し方や特有のイディオム、さまざまなアクセントに苦労することも多々あります。また、日常会話の中で使われるスラングや文化的な表現も理解の障壁となり得ます。私も7年間米国に住み、仕事で英語を使ってきましたが、アメリカ人同士がしゃべっている輪に入って会話をするのは本当にきついですし、今でも無理と感じることが多々あります。
しかし、これらの難しさは、自然な過程の一部です。言語学習は、単に単語や文法を覚えるだけでなく、異文化のコミュニケーションスタイルやニュアンスを理解することも含まれます。したがって、完璧な理解を目指すよりも、コミュニケーションの本質を捉え、効果的な対話を目指すことが重要です。
次のセクションでは、よくある間違いと、それを避けるための具体的な方法を見ていきましょう。
よくある間違い1:わかったふりをしてしまうこと
理解していないのに「理解したふりをする」という間違いは、友達通しの会話ならまだしも、仕事でやってしまうと大きな問題を引き起こしかねません。例えば、会議中に用語やプロジェクトの詳細が分からない場合、ただうなずくだけでは不十分なだけでなく、理解していないまま会議が進行することにより、無駄な時間を過ごすことになったり、大きな誤解を元にした誤った決断をしてしまうリスクもあります。なかなか勇気のいることではありますが、このような状況では、誤解を避けるために、開き直ってでも理解できなかったことを正直に伝えることが重要です。
例文:
- “Sorry, I’m not quite sure I follow. Could you explain that part again, please?” (「すみません、よく理解できていないようです。その部分をもう一度説明していただけますか?」)
- “I’m not familiar with that term. Could you clarify what it means?” (「その用語に馴染みがありません。どういう意味か教えていただけますか?」)
これらのフレーズは、あなたが積極的に理解を深めようとしていることを示し、より明確なコミュニケーションにつながります。
次のセクションでは、コミュニケーション中に「無言になる」という別の一般的な間違いを見ていきます。
よくある間違い2:無言になること
二つ目の間違いは、「無言になる」ことです。理解できないときに、反応ができずに無言になってしまうことがあります。特にネイティブスピーカーが早口で話したり、聞き慣れないアクセントを使っていたりする場合、これは一般的な反応です。
しかし、この反応はコミュニケーションをストップさせてしまいます。そうではなく代わりに、思い切って相手に対して手助けを求めることが重要です。例えば、以下のように尋ねることができます。
例文:
- “I’m having a bit of trouble following you. Could you speak a bit slower?” (「少し理解するのが難しいです。もう少しゆっくり話していただけますか?」)
- “Your accent is new to me. Could you please repeat that more slowly?” (「あなたのアクセントは私にとって新しいものです。もっとゆっくり繰り返していただけますか?」)
これらのフレーズを使うことで自分自身の理解を深めて、コミュニケーションの流れを維持するのに役立ちます。ただ、難しいのですよね、こういうのを言うのって。しかも一回聞き直しただけじゃ本当に理解できるかもわからないし、そもそも聞き直すことがコミュニケーションの流れを止めてしまっていることもあって、なかなか勇気を絞って発するのは難しいのは理解できます。ただ、これをやらないといつまでたっても黙って笑っている人形のようになってしまい、意味のある会話はできませんので、勇気を振り絞っていうようにしてみてください。
よくある間違い3: ‘Can You Repeat That?’の多用
と、ここまで勇気を振り絞ってと言ってはきたのに一見矛盾しているようにも聞こえますが、最後の間違いは、「Can you repeat that?」(それを繰り返してもらえますか?)を過剰に使うことです。これは、聞き直しを過剰につかうな、ということではなく、必要なときには積極的に聞き直す必要があるのには変わりませんが、REPEATという表現がよくない、ということです。このフレーズは、話し手に同じ速さ、同じ言葉で繰り返させることが多く、実際に理解を深める手助けにならないこともあります。多くの人は、日本人がこれを言えば、早すぎたんだな、表現が難しすぎたんだなと、ゆっくり言い直してくれることも多いですが、例えば、Can You Repeat That?という表現を練習してて、この表現だけは流暢に出てきてしまったりすると、相手は、こいつ英語はできるけどたまたま聞き逃してしまっただけだな、と勘違いしてしまい、同じスピード、同じ表現で繰り返してきてしまうこともあります。実際に私も経験したことがあります。特に、新しい単語や文脈が理解できない場合、単に繰り返すだけでは問題が解決しませんので、そもそもその表現が理解できないのです、ということをしっかりとわかってもらう必要があります。
より効果的なアプローチは、再構成や明確化を求めることです。例えば、以下のように尋ねることができます。
例文:
- “Could you explain that in a different way?” (「それを別の方法で説明していただけますか?」)
- “Could you repeat that more slowly, please?” (「もう少しゆっくり繰り返していただけますか?」)
このように尋ねることで、相手がもっとわかりやすい表現で話してくれるので、より明確なコミュニケーションにつながります。
繰り返しになりますが、単に繰り返してもらうだけでは、もしかしたら2、3度、Repeat Pleaseを言い続ける羽目になるかも知れませんので、何が問題で、どうしてもらえれば自分は理解しやすいのかというのを明確に相手に伝えて、それを実施してもらうことが重要かと思います。
いかがでしたでしょうか。机上で勉強したことは、コミュニケーションのベースにはなりますが、英語を話せるようになるには実際に試してみるのが一番です。日本にいるとその機会がなかなかありませんが、オンラインで受けられるレッスンもあるので積極的に試してみてください!