はじめに
みなさんは教科書やクラスでの勉強をすると何となく自身がついて、英語話せるんじゃね、と思い、思い切ってネイティブスピーカーと会話をすると、予期せぬ言葉遣いや表現に出くわし、混乱を感じた経験はないでしょうか。これは、教科書ではなく、日常生活でよく使われる「カジュアルな英語」に触れる機会が少ないためかもしれません。
例えば、友人が「I got a kick out of that video(その動画を楽しんだよ)」と言ったり、休暇の「pics(写真)」を見せてくれたりすることがあります。また、「I’m」を「I am」の代わりに頻繁に使うのも、カジュアルな英会話の特徴です。
このブログでは、日常会話で頻繁に使われるカジュアルな英語表現を紹介し、実生活での英会話スキルを高めるお手伝いをします。この知識を身につけることで、英語圏の文化にもっと親しむことができ、自然な英語でのコミュニケーションを楽しいものにしていきましょう。
使える英語のカジュアル表現を学ぼう
カジュアルな英語表現の例
日常英会話でよく使われるカジュアルな表現を、具体的な例と共に紹介します。これらの表現は、友人や家族との会話、さらにはソーシャルメディア上でのコミュニケーションでも頻繁に見られます。私も7年間くらい米国で暮らしていましたが、2.How’s it going? は毎日のように使いましたし、それ以外もちょくちょく使いましたし、使っている場面を聞いてきています。実際の場面にならないと使うときにドキドキしてしまいますが、覚えておけば遭遇した時に焦ることなく対応もできると思います。あとはそういわれたら、どう答えるべきかも準備しておくとよいかもしれません。
- What’s up? – 「どうしたの?」や「最近どう?」といった意味で使われる気軽な挨拶です。普段の会話で友人や知り合いに会った時によく使われます。
- 例文: “Hey, long time no see! What’s up?”(お久しぶり!最近どう?)
- How’s it going? – 「調子はどう?」と尋ねる際に用いられる表現です。相手の近況や気分を気軽に尋ねるときに使います。
- 例文: “I haven’t seen you in a while, how’s it going?”(しばらく会ってないけど、調子はどう?)
- I get it – 「わかった」「理解した」という意味で、話の内容を理解したことを示す際に使われます。
- 例文: “Thanks for explaining, now I get it.”(説明ありがとう、今わかった。)
- Let’s hang out – 「遊びに行こう」や「一緒に時間を過ごそう」と提案するときに使用します。友達との非公式な集まりやアクティビティを提案するときに役立ちます。
- 例文: “We haven’t met in ages, let’s hang out this weekend!”(久しぶりだね、今週末遊びに行こうよ!)
- That’s awesome – 「それは素晴らしい!」と感嘆する際に使われる表現です。相手の良いニュースや達成に対して使うことができます。
- 例文: “You got the job? That’s awesome, congratulations!”(その仕事をゲットしたの?素晴らしいね、おめでとう!)
- No big deal – 「大したことない」「問題ない」という意味で、何かがそれほど重要ではないことを示す際に使います。
- 例文: “Sorry for being late.” “No big deal, I just got here too.”(遅れてごめんなさい。」「大丈夫、僕もちょうど着いたところだよ。)
- Legit – 「本物の」「正当な」という意味で、何かが本物か素晴らしいと認識される時に使われます。
- 例文: “This new restaurant is legit, the food is amazing!”(この新しいレストラン、本当に良いよ、料理が素晴らしい!)
- Chill – 「リラックスする」「冷静になる」といった意味で、リラックスした状態や冷静さを促す時に使われます。
- 例文: “You seem really tense. You need to chill.”(すごく緊張してるね。リラックスした方がいいよ。)
- Totally – 「完全に」「全くその通り」という意味で、強く同意する時に使われます。
- 例文: “Do you think we should go to the beach?” “Totally, it’s a beautiful day!”(ビーチに行くべきだと思う?」「完全に賛成、今日は天気がいいからね!)
- I can’t even – 言葉にならないほどの感情や反応を表す時に使われる表現です。
- Whatever – 「何でもいい」「かまわない」という意味で、無関心や諦めの気持ちを表す時に使われます。
- 例文: “Do you want pizza or burgers for dinner?” “Whatever, I’m fine with either.”(夕食にピザかハンバーガーどっちがいい?」「何でもいいよ、どちらでも構わない。)
- I’m broke – 「お金がない」という意味で、金銭的に余裕がないことを表す際に使われます。
- 例文: “Do you want to go shopping this weekend?” “I can’t, I’m broke right now.”(今週末、買い物に行かない?」「ダメだよ、今、お金がないんだ。)
- It’s a long shot – 「可能性は低いけど、試してみる価値はある」という意味で、成功の見込みが薄いけれども試みる価値があるときに使われます。
- 例文: “Do you think he’ll agree to our proposal?” “It’s a long shot, but it’s worth trying.”(彼が私たちの提案に同意すると思う?」「可能性は低いけど、試してみる価値はあるね。)
- Off the top of my head – 「即座に」「その場で考える」という意味で、事前の準備なしに思いつくままを述べる時に使われます。
- 例文: “Can you recommend a good movie?” “Off the top of my head, you should watch ‘Inception’.”(おすすめの映画ある?」「即座に思いつくのは、「インセプション」を見るべきだね。)
- Give me a break – 「冗談じゃない」「休憩をくれ」という意味で、信じられないことや非現実的なことに対する不満を表す時に使われます。
- 例文: “They expect us to finish this project by tomorrow.” “Give me a break, that’s impossible!”(彼らは私たちに明日までにこのプロジェクトを終わらせることを期待している。」「冗談じゃないよ、それは不可能だ!)
- Feeling under the weather – 「体調が悪い」という意味で、健康状態が良くないことを表す際に使われます。
- 例文: “I won’t be able to come to work today, I’m feeling under the weather.”(今日は仕事に行けない、体調が悪いんだ。)
- Get a kick out of – 「楽しむ」「喜びを感じる」という意味で、何かを楽しんだり、興奮したりする時に使われます。
- 例文: “I always get a kick out of watching old comedy shows.”(古いコメディ番組を見るのはいつも楽しいよ。)
- For real? – 「本当に?」「マジで?」と驚きや疑問を表す際に使われます。
- 例文: “I just won a free trip to Hawaii!” “For real? That’s amazing!”(ハワイ旅行が無料で当たったの!」「マジで?すごいね!)
- Binge-watch – 「一気見する」という意味で、テレビ番組や映画を連続して見ることを表します。
- 例文: “I’m going to binge-watch the entire season of ‘Stranger Things’ this weekend.”(今週末、「ストレンジャー・シングス」の全シーズンを一気見するつもりだよ。)
- Fair enough – 「それは妥当だ」「納得」という意味で、相手の意見や提案に合理的であると同意する時に使われます。
- 例文: “I think we should split the bill.” “Fair enough, let’s do that.”「割り勘にしようと思う。」「それは妥当だね、そうしよう。」
これらのカジュアルな英語表現は、日常会話での自然なコミュニケーションを豊かにするのに役立ちます。それぞれの意味を理解し、適切な文脈で使うことで、英会話のスキルが向上します。
カジュアルな英語の種類
カジュアルな英語には、様々なタイプが存在します。ここでは、それぞれの特徴と例を紹介します。
- スラング – 日常的な会話やオンラインでよく使われる、非公式の言葉遣いです。例えば、「ghost」(突然連絡を取らなくなる)や「FOMO」(「何かを逃している不安」を意味する)などがあります。
- 短縮形 – 「I’m」(I amの短縮形)や「You’re」(You areの短縮形)など、会話でよく使われる短縮形です。
- アクロニム – 「LOL」(Laugh Out Loudの略)や「IDK」(I Don’t Knowの略)など、特にオンラインでよく使われる略語です。
- ブレンド語 – 「ブランチ」(breakfastとlunchの合成語)や「ブログ」(webとlogの合成語)など、二つの単語を組み合わせて新しい意味を生み出す言葉です。
これらの表現を理解し、使いこなすことで、より自然で流暢な英会話が可能になります。また、これらの知識を活用することで、英語圏の文化への理解も深まるでしょう。
まとめ
この記事では、日常会話でよく使われる20以上のカジュアルな英語表現とその使用例を紹介しました。これらの表現を習得することは、ネイティブスピーカーとのコミュニケーションをよりスムーズかつ自然にするために重要です。自信を持ってこれらの表現を使いこなし、日常の会話で活用することで、英語の理解が深まり、よりリアルな英語環境に慣れることができます。英会話の練習にこれらの表現を積極的に取り入れ、英語圏の文化とのつながりを強化しましょう。